|
ダイエットと脂肪は切っても切れない密接な間柄ですね。この”脂肪”はダイエットのみならず日本人の間で増え続けている心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの慢性疾患のほとんどが食生活、特に脂肪の摂りすぎに関係していると言われています。
たしかに戦後の日本人の食生活は欧米化し、動物性脂肪の摂り過ぎで肥満やコレステロールに悩む人が増えています。肥満は万病の元というわけで、極端に脂肪を恐れている人も多いようです。
脂肪は大別すると
・「飽和脂肪酸」
・「n-6系列不飽和脂肪酸」
・「n-3系列不飽和脂肪酸」
の3つに分けられ、それぞれが体内で重要な働きをしています。過剰な脂肪の摂りすぎは健康によくありませんが、中には人間の身体にとって欠かせない脂肪もたくさんあります。個々の脂質の特徴を知り、バランスよく摂る事が大切です。
◆摂取量を減らしたい飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は主に動物の肉や、卵、乳製品に多く含まれていますが、人間の体内でも糖質とたんぱく質から合成する事ができます。体内では主にエネルギー源として使われます。
飽和脂肪酸の特徴は凝固温度が高い事です。体温が人間より高い動物の体内では液状ですが、人間の体内では凝固しやすくなります。このため、飽和脂肪酸を多く摂る人は、血液の粘土が上がり、血液が流れにくくなります。飽和脂肪酸を日常的に食べ続けると、体内でコレステロールや中性脂肪を増やす原因にもなり、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患を招く結果となります。もちろん過度な摂取は肥満の原因になることはいうまでもありません。
加工食品、ファーストフード、外食などの食品には動物性脂肪が多く含まれている事が多いため、知らず知らずに過剰に摂取してしまいがちです。動物性脂肪は意識して摂取量を減らす事が大切です。
◆人間の身体に欠かせない多価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸は細胞膜を構成する物質の一つで、人間の体内では合成する事のできない必須脂肪酸です。欠乏すると成長を妨げたり皮膚の病気などを引き起こします。
n-6系列の不飽和脂肪酸の一つであるリノール酸は紅花油やコーン油などの植物油やマーガリンに含まれており、コレステロール値を下げる働きがあります。
n-3系列の不飽和脂肪酸にはα-リノレン酸、EPA、DHAがあげれあれます。α-リノレン酸はシソやゴマなどに多く含まれ、体内でEPAやDHAに変化します。アレルギー症状の解消や血栓の溶解、視力向上に有効である事がわかっています。
|